まとめ仕入れの在庫と原価をフリカンで管理する方法
内容確認日:
1回の仕入れでいくつもの商品を買ったときは、商品ごとの数量と小計を「仕入れ経費」に登録します。フリカンでは明細が商品マスタの在庫・平均原価・履歴に反映され、出品時にその在庫を商品管理へ登録できます。
商品を仕入れる支出と一般経費を分ける
販売する商品代は「仕入れを登録」から入力します。商品マスタごとに在庫が増え、あとで商品管理へ登録する際の仕入価格につながります。
商品ごとの仕入価格に入れない通信費や事務用品などは「シンプルな経費を登録」で記録します。一般経費を登録しても、商品マスタの在庫数は増えません。
1枚のレシートを2つの明細に分ける例
Tシャツ5枚と帽子2個をまとめて買い、レシートの合計が3,400円だったとします。次のように明細を分けて入力します。金額は説明用の例です。
| 商品 | 数量 | 小計 → 単価 |
|---|---|---|
| Tシャツ | 5 | 2,000円 → 400円 |
| 帽子 | 2 | 1,400円 → 700円 |
| 合計 | 7 | 3,400円 |
- 単価は小計と数量から計算されます。小計は単価×数量になる金額で入力します。
- 合計は明細小計の合算です。レシートの総額を入れて商品へ自動で振り分ける方式ではありません。
- 既存の商品マスタを選ぶか、新しい商品名を入力します。同じ商品を追加で仕入れるときは、同じ商品マスタにまとめます。
アプリで仕入れを登録する手順
BusinessプランのWeb版では、「経費」画面の「まとめ仕入れ」から登録できます。アプリの「経費名」にあたる入力欄は、Web版では「仕入れ名」です。PCで明細を入力し、アプリで商品や在庫を確認する運用にも使えます。
- 「経費」画面の追加ボタンから「仕入れを登録」を選びます。
- 経費名・日付・仕入先・支払方法を入力します。たとえば経費名を「○○店 まとめ仕入れ」とすると、後から取引を探しやすくなります。
- 明細に商品・数量・小計を入力し、ほかの商品も明細として追加します。レシートと明細合計を照合します。
- 領収書画像やメモを必要に応じて追加し、「保存」を押します。仕入れ経費には最大5枚の画像を添付できます。
- 「商品マスタ」で各商品の在庫数と平均原価、「在庫履歴」の仕入れ記録を確認します。出品する際は、その在庫から商品管理へ登録します。
追加仕入れと平均原価の考え方
上のTシャツ5枚・2,000円がすべて在庫にある状態で、同じTシャツをさらに5枚・1,300円で仕入れると、在庫は10枚、在庫評価額は3,300円、平均原価は1枚330円になります。
商品マスタの優先仕入価格を設定していない場合、ここから1枚を商品管理へ登録すると、その商品の仕入価格は330円で保存され、商品マスタの在庫は9枚になります。優先仕入価格を設定している場合は、その価格を商品の仕入価格に使います。商品管理へ登録した時点の仕入価格を保存するため、通常の追加仕入れで平均原価が変わっても、その商品の仕入価格は変わりません。販売完了を待って原価が決まる仕組みではありません。
仕入れ額を間違えた場合は、仕入れ経費の編集で明細の小計を訂正できます。すでに商品管理へ登録した分などがあるときは、「出庫済み分も訂正」か「未出庫の在庫だけ訂正」を選びます。前者では関連する商品の原価・利益も変わるため、訂正対象を確認してください。
売れた数だけでなく、廃棄や紛失も記録する
商品マスタの「在庫履歴」で仕入れや在庫の減少を時系列で確認できます。実際の在庫と合わないときは、仕入れ・商品管理への登録・廃棄などの記録を順に見直します。
商品マスタに残る在庫を捨てた場合は、詳細の「在庫を廃棄する」から数量と理由を選びます。すでに商品管理へ登録した未完了の商品は、商品詳細の「廃棄する」から記録します。後者では商品管理の一覧から外れ、商品マスタの残り在庫数は変わりません。
商品数と仕入れ頻度に合わせてプランを選ぶ
アプリの無料プランでは仕入れ経費を新規登録できません。少ない商品種類で試すならPremium、種類や仕入れ回数が多い場合はPro、PCでも管理する場合はBusinessが対象です。
| プラン | 商品マスタ | 手動の経費登録 |
|---|---|---|
| Premium | 5件まで | 一般経費と仕入れ経費の合計で月10件まで |
| Pro | 無制限 | 無制限。スマートフォンで本格運用 |
| Business | 無制限 | 無制限。アプリとWebで利用 |
よくある質問
レシートの合計だけ入力すれば商品に按分されますか?
商品ごとに数量と小計を入力します。合計は明細の小計から計算され、商品への自動按分は行いません。
登録後に数量や商品を変えられますか?
仕入れ経費の編集では、既存明細の小計を訂正できます。商品・数量の変更や明細の追加・削除はできないため、保存前に明細を確認してください。
追加仕入れで過去商品の利益は変わりますか?
通常の追加仕入れでは変わりません。商品管理へ登録した時点の仕入価格を保持します。「出庫済み分も訂正」を選んで仕入価格を訂正した場合は、対象となる商品の原価・利益にも反映されます。
最初の仕入れを、在庫につながる記録にする
アプリの「経費」→「仕入れを登録」から始めましょう。少数の商品で試すならPremium、継続的な仕入れ管理にはPro、PCでの入力も使う場合はBusinessが対象です。
PCでの利用を検討している方は、Web版 Businessの機能・料金をご確認ください。
関連する管理ガイド
家族やチームで在庫・売上を共同管理する方法
フリカンの共同管理で、家族やスタッフと商品・在庫・売上を共有する手順。グループへの招待、役割ごとの表示・操作設定、ProとBusinessの利用範囲を説明します。
手順を読む →メルカリの売上・利益をフリカンで管理する方法
メルカリで売れた商品の販売価格・仕入価格・送料・梱包費・手数料を記録し、利益を確認する方法。取引ステータス、月別集計、CSV出力までの手順を具体例で説明します。
手順を読む →フリマの売上・経費をCSVで出力して帳簿準備に使う方法
フリカンの商品CSVと経費CSVを出力する手順。集計日付・期間・取引ステータスの選び方、現行の出力項目、表計算や会計ソフトへ渡す前の確認ポイントを説明します。
手順を読む →メルカリ・ラクマなど複数フリマの売上をまとめて管理する方法
複数のフリマで売れた商品をフリカンの同じ台帳に記録する方法。2つの販売先の利益計算例、プラットフォームの絞り込み、集計日付の統一、在庫と出品状態の確認を説明します。
手順を読む →